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2019年5月14日  -  

【ぐるっと松江 堀川めぐり(松江堀川遊覧船)/松江市】水の都・松江の歴史と景観を水上から満喫!

2年連続で“「プロが選ぶ水上観光船30選”の10位に入賞。
中国・四国・九州エリアでは唯一のトップ10入り。

気分は船遊びに興じるお姫様。街歩きでは見られない眺めは驚きの連続。

「水の都」の別名を持ち、雄大な宍道湖と中海に囲まれた風光明媚な風景を誇る城下町・松江。
街の中心部には国宝・松江城のお堀が巡らされていて、やはり豊かな水に囲まれた風情ある風景を楽しめます。

そんな「水の都」松江の魅力を体感できるのが、『ぐるっと松江 堀川めぐり』。
まるでお姫様やお殿様の舟遊びのように、松江城のお堀を巡ることができます。

全長約8m・幅約2mの小船でゆったりとお堀を巡る。 ※撮影の為、屋根を外しています。

水上から眺める松江の景色は、町歩きにはない驚きであふれている。

松江城を囲む内堀・外堀約3.7kmを約50分の船旅でじっくりと遊覧。

江戸時代さながらの光景と、四季の美しさを満喫!

松江城のお堀(堀川)の周りには、江戸時代さながらの風景が今も残っています。

松江藩の藩士が住んでいた『武家屋敷』、叙情豊かな怪談の編さんで知られる小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)ゆかりの史跡、これらが軒を連ねている『塩見縄手』、巨大な盆栽のように見える見事な松並木――それらを彩る四季折々の花々と共に、旅情と時代の空気に浸ることができます。

さらに見逃せないのが、遊覧コースとなっているお堀そのもの。
なんと約400年前から、ほとんど姿と構造が変わっていないのです。

江戸時代の城下町の絵図と、現在の住宅地図とを比べてみると、城・お堀・それらを囲む城下町の造りのほとんどが、ほぼ同じままで残っているのです。

“鍵方道路” や “T字路” などの攻城線に備えた構造もそのままで、江戸の町並みが今に息づいています。

築城400年を数える松江城のお堀には、江戸時代の自然がそのままに残る。
水鳥や亀などの水辺の生き物をはじめ、中海から迷い込んでくるエイなどの姿も見られる。

地上からは見ることのできないエリアも、船ですいすいと巡れる。
古い木々が生い茂っている “鎮守の森” 付近は、まるでジャングルクルーズのよう!

盆栽を並べたかのような枝ぶりの見事な松並木。
縁結びスポットの ”ハートのくぐり松” も含まれているので、ぜひ探してみよう。

個性豊かな船頭さんとのふれあいも一興。

『ぐるっと松江 堀川めぐり』の人気の秘密は、国宝・松江城を間近に望めるロケーションだけでなく、
個性豊かな楽しい船頭さん達にもあります。

年齢も経歴も多彩な船頭さん達は、経験豊かな60歳以上のベテランから、ちゃきちゃき明るい女性の船頭さんまで実にバラエティ豊か!
「今日の船では一体どんな船頭さんに出会えるのかな?」
といった一期一会の楽しみがあります。

さらに、それぞれの個性が光る観光案内や、見事な舟歌なども必聴です。
松江城と堀川の歴史はもちろん、周囲の名所にも詳しい気さくな船頭さん達との会話は、優雅な船旅ならではの楽しみ。わからない事や聞いてみたい事があったら、ぜひ訊ねてみましょう。

ホスピタリティ満点の船頭さん達が、観光案内をしながら船を操る。

流暢な話術と華麗な操船技術に見とれてしまうかも?

まるで水上アトラクション! 名物の “橋くぐり” に歓声が上がる。

船頭さんとの掛け合いが楽しめるのは、観光案内や会話だけではありません。

これも『ぐるっと松江 堀川めぐり』の名物の“橋くぐり” では、なんと船の屋根が自動的に低下!
船頭さんの指示や掛け声に合わせて、頭と体をぐっと下げましょう。

計17ヵ所もある橋のうち、4ヵ所で行うこの“橋くぐり” は、まるでテーマパークのアトラクションのよう。
最も暗い “うべや橋” と最も低い “普門院橋” では、さらにスリルが高まります。

迫力満点の “橋くぐり” で乗客と船頭さんが一体に!

松江城と城下町の往来を偲ばせる、古式ゆかしい橋も必見。

春夏秋冬でうつろう、一期一会の景色。

全国各地の水上観光船の中で、並みいる強豪を抑えてトップ10に輝いただけあって、リピーターが非常に多いのも『ぐるっと松江 堀川めぐり』の特長です。

四季折々にうつろう景色と風情は、リピーター達に愛される理由のひとつ。
春は桜、初夏は菖蒲、夏はまぶしく輝く緑に水面、秋は燃え立つような紅葉などなど。
そして冬には綿菓子をまぶしたような雪景色が見られ、何度乗っても飽きません。

お得な年間パスポートもあるので、ぜひ季節ごとに訪れてみましょう。

冬の名物 “こたつ船”。冷えを気にせず景色を楽しめる。

3ヵ所ある乗船場から1日何回でも乗り降りできる “1日乗船券(大人1,500円)”は堀川周辺の名所巡りに便利。

桜の名所でもある松江城と堀川は、春は一面のピンクに染まる。

船も季節で模様替え! 全制覇を目指したいイベント船。

季節ごとの楽しみは、まだまだあります。
シーズンごとに風情の香るイベント船を運航し、折々の風景を堪能できます。

■風鈴船 (夏/7月~8月)
夏の風物詩・風鈴を船の屋根に吊るします。
爽やかな音色が城下町とお堀の風情を高めて、とても優雅な気分に浸れます。

■夜間運航 (秋/9月下旬~10月下旬の土日祝)
秋の松江の一大イベント “松江水燈路(まつえ・すいとうろ)” の期間中は、夜間も船を運航します。
アートな手作り行灯が松江城と城下町を照らし出し、光船が鎮守の森を明るくライトアップします。

光と影が織り成す幻想的な光景は、昼間の船旅とは一味も二味も違った魅力。

■こたつ船 (冬)
船の客席を昔ながらの豆炭の “こたつ” にチェンジ。
雪がちらつく山陰の冬でも、暖かく観光を楽しめます。

こたつで寛ぎながら冬景色を眺められる、なんとも癒される “こたつ船” 。

■お茶船 (通年/要予約/1日2便(10:00発/15:00発)/最小催行人数2名)
船頭さんのガイドを聞きながら、ご自分で点てたお抹茶と松江の和菓子を味わえます。
松江城の第七代城主・松平不昧(ふまい)公が広めた優雅なお茶文化を、自由な作法で気軽に体験。
お茶道具は『松江堀川地ビール館』にて貸し出してくれます。
※お茶船の発着は、ふれあい広場乗船場のみとなります。
※1名 2,000円 (乗船料+抹茶・茶菓子代)
※幼児は大人1名につき1名まで無料

茶人として名を馳せた殿様にあやかって、優雅に点てたお抹茶をいただく。

川面を渡る風の香りや四季折々の風景は、その時だけのもの。
かけがえのない想い出になるに違いない体験が、古都の水上で待っています。

何度でも体験してみたい、水の都の雅(みやび)な船遊び。

(写真提供:堀川遊覧船管理事務所)

- DATA
ぐるっと松江堀川めぐり(松江堀川遊覧船)

HP:https://www.matsue-horikawameguri.jp/index.html
住所:
島根県松江市黒田町507-1 (松江堀川ふれあい広場) 

島根県松江市殿町城山 (大手町広場)

島根県松江市末次本町97 (カラコロ広場)

※カラコロ広場初の定時便はなし
※団体客の予約乗船は「松江堀川ふれあい広場」発のみ
電話:0852-27-0417

<営業時間>
3月1日~6月30日 : 9:00~17:00 (20分間隔)
7月1日~8月15日 : 9:00~18:00 (20分間隔)
8月16日~10月10日 : 9:00~17:00 (20分間隔)
10月11日~11月30日 : 9:00 ~16:00 (20分間隔)
12月1日~2月末日 : 9:00~16:00 (30分間隔)

<料金>
■一日乗船券
大人(中学生以上) : 1,500円
小人(小学生) : 800円
幼児(小学生未満) : 付添ありの幼児は2人で1人分の小人料金
※団体・障がい者と介護人・外国人は割引あり
※松江市に住民票のある方は、松江市民料金をご利用いただけます。

■年間パスポート
大人(中学生以上) : 4,500円
小人(小学生) : 2,200円
※購入日から1年間、3ヵ所の乗船場から何回でも乗船可

■貸切
1隻貸切 : 15,000円 (10名以内)

■ぶらっとコース(30分コース)
大人(中学生以上) : 1,000円
小人(小学生) : 500円
※要予約(予約時のみ運航)
※ふれあい広場乗船場のみ発着
※30名様以上よりご利用可

取材協力・写真提供:堀川遊覧船管理事務所/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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