大山の大自然の中にたたずむ、眺望バツグンの天然温泉！　山岳信仰にちなんだお豆腐料理も絶品。【大山火の神岳温泉　豪円湯院／鳥取県大山町】

中国地方の最高峰・大山（だいせん）の中腹にある、標高750メートルの日帰り温泉！
地下1,200メートルから汲み上げた無色透明の単純アルカリ温泉を、岩づくりの神秘的な内風呂と、解放感バツグンの露天風呂で楽しめます。

かつて修験道のお坊さん達の聖地だった大山寺にちなんで、精進料理の一つでもあるお豆腐も販売。
それを活かしたレストランやショップもあって、ヘルシーなお豆腐メニューやお豆腐スイーツなどで、体の内と外からキレイになれます。

鳥取県で一番高い場所にある温泉！　高原レジャー＆スパ＆お豆腐グルメでヘルシーになろう♪

日本百名山のひとつ、鳥取県の大山。
ここは山のふもとから頂上まで、ありとあらゆるアウトドア・レジャーが楽しめる大自然のプレイスポットです。

そんな縦横無尽に遊びまわりたい大山で、ぜひ帰りに立ち寄ってみたいのが、ここ『大山火の神岳温泉　豪円湯院』。
白樺やブナに囲まれた爽やかな高原で、サッパリ汗を流してヘルシーなお豆腐料理を。かつて修験道の聖地だった大山寺のすぐそばなので、山岳信仰のパワースポット巡りもできます。

登山やスキーをはじめ、ありとあらゆる山のレジャーが楽しめる大山！
『豪円湯院』は車で行けるほぼ最高地点で、体の内と外から癒されます。

地下1,200メートルから汲み上げた、日本最大級の酸化還元電位を誇る温泉。
肌ざわりの優しい弱アルカリ性で、お肌の老廃物の除去・疲労回復・血行促進などの優れた効能があります。
湯上り後は体の芯から温まって、ずっとポカポカする！と評判。

大山の大自然のど真ん中にあるので、五感と全身で修験道の聖地・大山のパワーをいただける！
大山から湧き出た温泉を肌で浴びて、その温泉水で作られたお豆腐を食べて、体の内と外からご利益と癒しをいただきましょう。

飲んでも美味しい温泉をいただける「飲泉コーナー」。
そのままの源泉水（料飲制限コップ一杯）と、化学処理をした飲用泉を自由に飲めます。

お風呂あがりはヘルシーなお豆腐料理＆スイーツで栄養補給！　テイクアウト商品もアリ。

『豪円湯院』のそばにある大山寺では、平安時代から約3000人ものお坊さん達が修験道の厳しい修行に励んでいました。
仏教では肉を食べることが禁じられていたため、厳しい荒行を耐えぬくために、貴重なタンパク源であるお豆腐が珍重されていたのです。

そんな歴史から、『豪円湯院』では最高級の鳥取産大豆で作ったお豆腐を昔ながらの製法で提供！
伝統のレシピをより美味しく改良して、職人がひとつひとつ丁寧に手作りしています。

このお豆腐や豆乳から作られたメニューは、２Ｆのレストラン「神の湯亭」と、１Ｆのショップ「ＳＯＹ：Ｅ」で味わえます。
ショップにはテイクアウトできる商品もたくさんあるので、ぜひお土産にしてみましょう。

レストラン・メニュー

●大山定食

レジャーでぺコペコになったお腹をガッツリ満たせる、大きなお豆腐付きのボリューム満点なヘルシー定食！
大山産のお米を使っています。

麺はうどん・そばから選べて、それに大山米のごはん、自家製豆腐と唐揚げが付きます。
お豆腐は桶からすくって食べる‟食べ放題”でしたが、新型コロナウイルスの感染防止のため、現在は休止中。その分価格をお安くしているそうです。
また、このお豆腐はショップで買うこともできます。（テイクアウト用１丁240円）

●豆乳ソフトクリーム

これまたヘルシーな、でもコクと旨みはしっかりある豆乳のソフトクリーム！
お風呂上りや食後のデザート、ちょっと小腹が空いた時の栄養補給などにピッタリです。

ショップメニュー

●豆腐（プレーン・ゆず・ごま）

テイクアウトできる人気のお豆腐！
シンプルな「プレーン」のほか、精進料理の食材でもある「ゆず」と「ごま」と「あおさ」の味もあります。

●豆乳（こくきれ・グロリアにんじん・カカオ・抹茶ほか）

スッキリした口当たりの飲みやすい豆乳に、バラエティ豊かなフレーバーをつけています。
料理や手作りスイーツの材料にもおすすめ。

●豆腐・豆乳・おからのスイーツ

豆腐や豆乳クリームを使った、ヘルシーで低カロリーなスイーツ。できる限り生クリームを使わずに、小麦粉を「おからパウダー」にしたりと工夫しています。

食物繊維を多く含むおからを摂ると、女性にうれしい整腸作用が！
健康増進にも役立つ美味しいスイーツです。

肌ざわりも舌触りもやさしい温泉水だからこそ引き出せる、大豆本来の美味しさ。
良質なタンパク質を美味しく摂取できて、イソフラボンなどの女性に優しい成分も豊富。
（おからガトーショコラ）

山岳信仰の聖地に再びにぎわいを！　‟大山ラバー”な地元起業家の願い。

『豪円湯院』は、元々は白雲荘という民宿でした。

ですがかつて一大ブームを巻き起こしたスキーの衰退と共に、大山に訪れるスキー客もだんだんと減少。そして廃業して永らく空き家になっていった建物を、地元・大山町の出身で日本海観光開発株式会社を営む稲田二千武（にちむ）さんが買い取って、「大山に再び人を呼びこめる魅力的な施設を作ろう！」とスタートしたのです。

かなり減ったとはいえ、まだまだ熱心なスキー客もいました。
その人達のために、約11年前に温泉を掘って『豪円湯院』を作ったのです。

『豪円湯院』のすぐそばに生家がある、という稲田さん。
熱心な地元愛が、『豪円湯院』と名物のお豆腐の原点でした。

「おかげ様で、温泉はコロナ禍の中でもなんとか営業できております。そして名物のお豆腐も、ぜひお客様に味わっていただきたい、と毎日心をこめて作っています。
材料・製法・鮮度・美味しさの全てにこだわっていますので、ぜひ大山にいらして召し上がってください！」

とは、『豪円湯院』店長の谷川さんからのメッセージ。

体の外からキレイになれる温泉と、内からキレイになれるお豆腐。
ぜひ美しい高原の大自然の中で、大山のパワーを浴びながら楽しんでみてください。

自慢のお豆腐や豆腐スイーツは、「BASE（ベイス）」というショッピングアプリからも買える！
現地に行けない人はこちらがおすすめ。

冬はスキーやスノーボード、冬山登山などのウインタースポーツと、じっくり温まれる温泉との組み合わせが最高！
でも標高750メートルもの高さにあるので、冬はよく雪が積もります。冬に訪れるなら、車の整備や装備は万全にして行きましょう。
（四駆・スタッドレスタイヤ・タイヤチェーン・雪でスタックした際の脱出用の器具など）

取材協力・写真提供：日本海観光開発株式会社／無断転載禁止
ライター：風間梢（プロフィールはこちら）