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【出雲生姜/出雲市】出雲にしか存在しない、ただ一軒の農家が栽培する貴重な生姜。

2019年7月24日

「出雲大社のお土産といえば生姜」と言われていた時代があった。そのお土産文化の復興を目指し、農薬を使わない安全な生姜を育て、その生姜から出雲ならではの魅力的な商品を多々創り出している。

一般的に市場販売されている生姜に比べ、体を温める成分を約3倍も含む驚異の生姜!

料理に、飲み物に、お菓子にと、古くから日本人に活用されてきた生姜(しょうが)。
爽快な香りと辛味があり、体を温める、血行を良くする、などの有益な作用も重宝され、生姜湯などのハーブ的な使い方もされてきました。

特に昨今は、体を温める「温活」で注目されており、冷えに悩む女性達に人気を博しています。

そんな「温活」に最適なのが、この『出雲生姜』。
数ある品種の中から、体を温める成分「ジンゲロール」を最も多く含むものを厳選! さらに独自の栽培方法によって、普通の生姜の約3倍もの「ジンゲロール」を含むようになりました(島根県産業技術センター調べ)。

それに加えて農薬は使わずに、植物性の有機肥料だけで育てられているため、「ジンゲロール」を最も多く含む皮と身の間も安心して食べられます。

まさに出雲ならではの、出雲にしかない特別な生姜。
その秘密と、この『出雲生姜』を守り育てている『株式会社 出雲生姜屋』の想いを追いました。

雨や雪が多く、陽射しが柔らかい出雲の国は、生姜の栽培に好適。さらに安全で丁寧な栽培方法によって、全国屈指の有効成分を持つに至った。

人々に愛されてきた生姜の歴史と出雲ならではの伝統を大切に、現代に合ったモダンな商品を創造。

かつて出雲大社のお土産として名をはせた生姜を、今に甦らせる。

わずか0.3%未満しかない希少な“国産の有機栽培生姜”。

『出雲生姜』の優れた点は、ほかにもあります。
国産生姜のうち、有機栽培されている生姜はわずか0.3%未満(生産量ベース)と云われており、さらに同じ有機栽培の生姜の中でも飛び抜けた「ジンゲロール」を含みます。その「ジンゲロール」は以下のような様々なメリットをもたらしてくれます。

・血行を良くする
・上記や殺菌作用による免疫力の向上
・胃腸の調子を整える(食べ物の消化を助ける胆汁の分泌を促す)
・爽快な香りと殺菌作用によって、吐き気や頭痛を和らげる
・新陳代謝を高めてダイエットをサポートする

もちろん先述の「体を温める」作用もあるので、女性の「冷え」も強力にサポート。
女性は筋肉の量が少なく、自ら熱を作り出す力に乏しいため、手足などのつらい冷えに悩まされている人が少なくありません。こうしたお悩みを持つ女性達に、『出雲生姜』は強い味方になってくれます。

生姜の豊富な作用を生かして、美味しくて食べやすい商品にアレンジ。蜂蜜とレモンを加えた『出雲生姜のしょうがシロップ』は、炭酸水・ミルク・紅茶・アルコールなど、なんにでも合う万能の味。

『神社キャンディ』は、出雲生姜と出雲大社の御神酒「八千矛」の酒粕から、老舗の飴やさんが手作りで練り上げたソフトキャンデイ。生姜の優れた成分はそのままに、甘くて食べやすいお菓子に加工。

芳(かぐわ)しい香りとピリリとした刺激が食欲をそそる『出雲生姜ドレッシング』。子どもにも好まれるスッキリとした味わいで、オイル控えめのヘルシーさも魅力。

神様のお膝元で作られている“神社のジンジャー”。

さらに『出雲生姜』は、その歴史と成り立ちにふさわしい由緒正しい地で作られています。

全国の神様が出雲に集う、有名な「神在月(かみありづき)」。その厳粛な神事の最後に、神々が立ち寄られるのが『万九千(まんくせん)神社』。『出雲生姜』の畑はその周りに作られており、縁起の良さから「神社のジンジャー」とも呼ばれています。

出雲と八百万(やおよろず)の神様に見守られながら、丁寧かつ正直に作られている『出雲生姜』。その品質にも納得の来歴です。

万九千神社に奉納される『出雲生姜』。縁起の良い出雲の国の特産品。

出雲の肥沃な土と水、清涼な風、正直な人が安全で美味しい生姜を育てる。

江戸時代には「出雲のお土産といえば生姜」と言われていた。その伝統を受け継ぎ、未来へとつなぐ。

生姜で成し遂げたい大きな夢を抱いて。

『出雲生姜』を作っているのは、『株式会社 出雲生姜屋』代表の南浩二氏。その南氏は、前職は公務員という異色の経歴です。

「安定した職を捨ててどうして厳しい農業に? とよく聞かれますが、それが私の夢の第一歩だったんです」と南氏は語ります。公務員以前の経歴も実に多彩で、民間企業の営業マン、世界中を旅するバックパッカー、頑張る農家を応援する公務員、と様々な職や立場を経てきました。

そうしてたどり着いたのが、今取り組んでいる“地方に雇用を生み出す社会起業家”。
行政や政治家がいくら頑張って“支援制度”を作っても、それらを活用してくれるプレイヤーがいなければ、何の成果も上がらない――公務員の経験を経てそう悟った南氏は、さらに「そういった“プレイヤー”が地方には少なすぎる」という問題点にも気づきました。
そこで、「まずは自分から始めてみよう」と決意し、新たな農業の仕組みを創ることにしたのです。

こうして『出雲生姜屋』を設立した南氏は、さらに“専業で食べていける農業”と“若者が自立できる農業”を目指すことにしました。

「農業が元気になって、地方に若者が増えなければ、真の意味での地域起こしや競争力の強化は果たせません。私自身が率先してモデルケースを創り、若者を巻き込んで、子ども達にもその背中を見せていく――そして優れた成分を豊富に含む『出雲生姜』をたくさんの人々に食べて頂き、健康になっていただきたいと願っています」

南氏が目指すのは、出雲の伝統と文化を受け継ぎながらの“真の地域おこし”。地に足をつけた農業で、人と出雲が元気になれる道を切り拓いています。

『出雲生姜』の豊かな作用を生かしたサプリメントもあり(以下3点、すべて「いずもなでしこ」製品)。
活性酵素とユーグレナ』は、活性酵素と植物発酵エキスほかの成分をブレンドして、女性が悩まされがちな胃腸の「すっきり」を応援。

体を温めて新陳代謝を良くしてくれる『出雲生姜』に加え、ポリフェノールたっぷりの赤ブドウ葉・豊富な栄養素が詰まったクロレラ・ミネラルの宝庫である海藻などをブレンドした『きゅっとむく縁』。スリムボディの大敵となる“むくみ”をケア。

アミノ酸の宝庫で“美人の素”と呼ばれている『すっぽん』に、活性型の酵素を豊富に含む穀物麹(こうじ)等を加えた『すっぽん酵素』。これにも『出雲生姜』をプラスして、体を温める作用でキレイをサポート。

出雲と出雲の農業を生姜で元気に!

「私達の目標は、生姜の栽培を通じて農業で若者が自立できる仕組みを創ることです」と南氏は語ります。

「未来を担う若者の農業への参入を増やし、そのことによって地域も農業も元気にしていきたい、と考えています。そのため農業に気軽に親しんでいただけるように、生姜の植え付けや収穫の際には、地元の若者や子ども達を受け入れています。こうした“農業体験”も、大事な活動のひとつだと思っています」

ただ安全な生姜を作るだけでなく、出雲と若者の未来をも見据えて――『出雲生姜』による南氏の地域おこしは、これからも人の輪と共に広がっていきます。

「地域を元気にしたい」という想いを映した商品・「出雲生姜じんじゃエール」。売上の一部を出雲地域の神社に寄付している。

生姜一筋の『出雲生姜屋』は、生姜のみを栽培している。複数品目の栽培が当たり前の農家の中では珍しい存在だが、それゆえに生姜についての造詣は深い。

- DATA
出雲生姜(出雲生姜屋)

HP:http://izumosyogaya.com/
オンラインショップ:http://izumosyogaya.shop-pro.jp/
住所:島根県出雲市斐川町荘原484-36

電話:0853-25-7225
営業時間:9:00~17:00
休日:日曜

取材協力・写真提供:出雲生姜屋/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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