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2019年5月19日  -  

【カラコロ工房/松江市】城下町・松江の文化と体験が詰まったレトロ&モダンな観光施設。

旧日本銀行・松江支店の重厚でレトロな建物の中に、ポップで楽しいショップ・飲食店・工房などが集う。

松江の粋(いき)を選りすぐった、一ヶ所で何度でも楽しめる体験スポット。

カラコロカラコロ、と下駄の音が響いていた時代を思わせる歴史ある町並み。
そんな城下町・松江の中心部に、ひときわ目を引く重厚な建物があります。

こちらは『カラコロ工房』。
松江と出雲ならではのお土産と、多彩な観光体験を取り揃えた、松江に来たならぜひ訪れてみたいスポットです。

個性豊かな十数店舗と、そこで楽しめる様々なものづくりの体験。そして、建物そのものの魅力も含めて、1ヵ所にいくつもの楽しみが詰まっています。

「創る」「見る」「体験する」「味わう」をテーマにした出雲の国ならではの体験ができる。

昭和13年に建てられた、まるでギリシャ神殿のような荘厳(そうごん)な建物。
目の前を流れる京橋川と共に、過去の風景を今に残す。

『カラコロ工房』の建物は、地下1階を含む4階建て。そこに女性好みのショップ・工房・飲食店・ギャラリーなどがバラエティ豊かにひしめきあっています。

旅の楽しみのショッピングはもちろん、城下町で栄えた技術を受け継ぐ匠達による、多彩なワークショップが大人気。特に松江城の第九代城主・松平不昧(ふまい)公が広めたお茶文化を受け継ぐ和菓子職人達による、“松江の和菓子づくり体験”は毎回大盛況です。

“松江の和菓子づくり体験”の風景。1日2回開催(水曜日定休)しているが、大人気で満員になりがちなので、電話予約は必ずしておきたい。

目にも美しい季節ごとの和菓子を、匠に習いながら手作り!
「これを体験するために来ました」という観光客も多く、松江旅行ならではの想い出になるはず。

さらに古代出雲の人々が、御守りや魔除けとして身につけていた勾玉(まがたま)をつくったり、その現代版であるパワーストーンでオリジナルのアクセサリーをつくれる体験も。その他にもシルバーの彫金・陶器の絵付け・お香づくりなどなど、大人から子どもまで楽しめる体験メニューが目白押しです。
毎日多くのメニューが開催されているので、ぜひ参加してみましょう。

もしも疲れたりお腹が空いたりしても、同じ『カラコロ工房』内で食事や休憩をとれます。
移動やお店探しに時間をとられることなく、ゆったり体験に浸れます。

1Fには屋根付きのガーデンテラスがあり。雨でも安心のフリースペースで、館内で買ったドリンクや軽食を持ちこめる。6~7月は屋根にカラフルな傘を散りばめて、初夏の爽やかな陽光を透かしたポップな色彩で満たされる。

どこに入るか迷ってしまう! ジャンルも内容も多彩なショップ達。

もちろん、ショッピングや食事の楽しみも豊富です。
1階と2階には、以下のバラエティ豊かなショップ達があり、どこに訪れてもハイセンスな作家や体験したいメニューであふれています。
※ショップの内容は2019年5月時点

< 1階 : グルメと体験工房&雑貨・アクセサリーのフロア >

●ベーカリー Passage(パサージュ)
少イースト・長時間発酵で小麦の味わいを引き出した手作りパン約70種類を販売。
隣の『カフェ orange』では、パンとカフェメニューと一緒に食べることもできる。

●カフェ orange(オランジュ)
コーヒーや紅茶等の定番ドリンクから、地元食材を使った野菜たっぷりのスープ・自然放牧牛乳のソフトクリーム・本格ジェラートなどなど、様々なカフェメニューが味わえる。

●さきたま-atelier-
世界に一つだけのオリジナルアクセサリーを作れる、可愛くてハイセンスなパワーストーンショップ。パワーストーンビーズの品揃えは山陰最大級で、ブレスレット・ストラップ・ネックレスなど、店頭に置いてあるアイテムなら何でも作ってもらえる。
ものづくり体験も可能で “ストラップづくり” “ブレスレットづくり” などが体験できる。

●さきたま-karakoro-
「癒し」をキーワードに、豊富なパワーストーンアクセサリーや珍しい原石、鉱物、お香、キャンドルなどが揃う。

●彫金(シルバーアクセサリー) guru2(グルグル)
持っているだけで幸せな気持ちになれる、メッセージアクセサリーを製作してくれるお店。大切な人へのメッセージや、記念日、名前等を入れたアクセサリーをプレゼントや自分用に作ってもらえる。

●クリスタルとステンドグラス 洋風雑貨 あとりえgtp
こだわりのアクセサリーや、洋風雑貨、ウェアなどを取り揃えたショップ。
ステンドグラスや焼きガラスづくり、アクセサリーづくりなどの体験も可能。

●器と雑貨 暮らしのギャラリー なすの花
着物リメイクブランド『MADAME LILA(マダム リラ)』をプロデュースする、山根英美氏のショップ。陶器の絵付け、お香づくり、宍道湖名物のしじみを使ったストラップづくりなども体験できる。

●しじみラーメン・出雲そば・しまね和牛 ナクリア
麺・丼・定食がメインの気さくな食堂で、地元産の米・しじみ・肉・野菜・調味料にこだわっている。地ビールや地酒(純米酒)も取り揃えており、食事と一緒に楽しめる。

●ふれんち酒場 びいどろ
居酒屋メニューにフレンチの風情を取り入れた洋風居酒屋。自家製スモークや大人気のアボカド料理など、こだわりの創作料理を提供。

●カラコロ工房手づくりの店
山陰の手創り作家達が集まる個性豊かな雑貨店。布小物・革アクセサリー・レジン・寄木細工・羊毛フェルト・スイーツデコなどを取り揃えており、世界にひとつだけしかない、お気に入りの一品が見つかるかも?

< 2階 : グルメと体験工房&雑貨・アクセサリーのフロア >

●小さな素材からはじまる手作りの物語 Crafts & Quilts 月と星
パッチワーク小物やアクセサリー・ハンドメイドの材料を販売するクラフト&キルトのお店。
さまざまなボタンを使ってブローチを作れる“ボタンブローチづくり体験”も開催。

●乳幼児知育玩具・日用雑貨 せれんでぃっぷ百々
赤ちゃんと子どもの心と体に優しい布製の知育玩具を中心としたショップ。全国的に人気がある“しまねSuper大使”の吉田くんや、鷹の爪団グッズも販売。
さらに今大流行の“ハーバリウムづくり体験”も行っている。

●手作りのお店(和・洋・キルト材料) キルト工房 慶
パッチワーク小物・着物リメイク・季節のタペストリー・骨董器などのお店。豊富なパッチワーク材料(和布・ちりめん・更紗・くるみボタン・ソロバン玉・山サンゴ・ビーズ類・古銭など)が手に入る。

このように、お一人様でもカップルでも、ファミリーでもグループでも楽しめる複合観光スポットです。
さらに、建物そのものにも名所と言ってもよい魅力があります。

1階フロアのシャンデリア。このような芸術的な造りが随所に見られる。

随所に漂う文化財の風格。地下1階のギャラリーも必見!

『カラコロ工房』の建物は、実は“登録有形文化財”に登録されている歴史あるものです。
「西欧古典様式」の銀行建築で有名な建築家・長野宇平治氏の設計で、2018年には、本館が建設されてから80周年を迎えました。

そんな往時の面影そのままの建物に、訪れた人々は「すごく立派な建物でびっくりした!」「来て良かった!」と驚きと喜びを口にするそうです。

さらに地下1階と3階は、レンタルスペースとして開放。かつての『地下大金庫室(第1ギャラリー)』と『地下金庫室(第2ギャラリー)』などで、展示会・即売会・ミニコンサート・結婚式などを行うことができます(1階のガーデンテラスと3回の第1教室・第2教室も同様にレンタル可能)。

分厚い金庫室の扉や、格調高い旧日銀の受付窓口、シャンデリアなどを備えたスペースで思い思いのイベントを開ける。

大人気のパワースポット“ピンクの幸運のポスト”。ハート型の絵馬を隣のベンチに結びつけたり、大切に持ち帰ったりすれば、大事な願いが叶うかも?

ここにも必ず訪れておきたい、幸せを運んでくれる「ピンクの幸運のポスト」。

『カラコロ工房』の見どころは、まだまだあります。
1階のガーデンテラスにある“ピンクの幸運のポスト”は、松江に数多くある縁結びスポットやパワースポットの中でも、ダントツの人気を誇っています。

日本にただ1つしかない可愛いピンクの郵便ポストは、「一緒に写真を撮ると幸せになれる」「このポストから手紙を送れば受け取った人が幸せになる」などと評判。

すぐそばには『願いの泉』と呼ばれるもうひとつのパワースポットもあり、願掛けする人々で常に賑わっています。

ハッピーを叶えて幸福な結婚式を行ったカップルも!

このように多くの楽しみであふれた『カラコロ工房』ですが、松江の観光拠点としても最適です。
松江城と武家屋敷群が建ち並ぶ『塩見縄手』と、松江の主なショップが集う『京町商店街』の間にあるため、観光で疲れたら、食事や休憩をとることができます。

さらに循環バスや観光遊覧船(!)の昇降場もあるので、交通も便利。
『カラコロ工房』だけでなく、松江観光をじっくり楽しむためにも、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

イベントを定期的に開催しており、訪れる人を飽きさせない。
毎月第2日曜日に行われる『家族de日曜日』は、その名の通り大勢のファミリー達で賑わう。

毎年恒例の『春まつり』と『秋祭り』では、食の出店や音楽イベント、多数の露店などで盛大に盛り上がる。

交通も便利で、
●ぐるっと松江 堀川めぐり(松江城のお堀を一周する遊覧船)
●ぐるっと松江レイクラインバス(松江の観光地を循環する赤い観光バス)
の乗船場と停留所が付近にある。

華やかな灯火に彩られる、夜の姿も美しい。

- DATA
カラコロ工房

HP:http://www.karakoro-kobo.com/
住所:島根県松江市殿町43番地

電話:0852-20-7000

営業時間:
<工房>
9:30~18:30
<飲食>
11:00~18:30(『ふれんち酒場 びいどろ』のみL.O.22:00)

休日:
年中無休(ただし12月30日~1月1日は休館)
※工房によっては一部定休日あり

取材協力・写真提供:カラコロ工房/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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