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【鶏卵饅頭/益田市】素朴なのに忘れられない、新鮮卵をたっぷり使ったお饅頭!

2020年5月20日

鶏卵饅頭

島根県の西部・益田市の“定番お土産”として長年愛されている、素朴で滋味あふれるお饅頭・『鶏卵饅頭(けいらんまんじゅう)』。好みや年代に関わらず、誰の舌にも馴染むやさしい味わいは、なんと半世紀以上も変わっていない創業当時のレシピのまま!

「ひと口食べたら忘れない!」という鶏卵饅頭ファンが多く、全国各地からお取り寄せされる逸品です。

みんな大好き!島根県益田の定番お土産・鶏卵饅頭(けいらんまんじゅう)

昔、おばあちゃんの家で食べた忘れられないあの味。
親戚がお土産に持ってきてくれた、懐かしいあの味。

そんな誰の記憶の中にもあるノスタルジックなおやつは、この『鶏卵饅頭(けいらんまんじゅう)』だったのかもしれません。

京都の老舗・住吉製菓の看板商品の製法を受け継いで、なんと65年。1955(昭和30)年の創業以来、島根県益田市の「鶏卵堂」は独自の製法を守り続けて素材と“焼き”にこだわり、素朴な味と形をそのままに、今も変わらず愛されています。

鶏卵堂の外観 かつて京都にあった「住吉製菓」のご主人の友人だった「鶏卵堂」の先々代が、その看板商品の製法を譲り受け、故郷の島根県益田市にお店を開いたのが『鶏卵饅頭』のはじまり。住吉製菓はすでに廃業しており、この由緒正しいお菓子の味を楽しめるのは、ここ「鶏卵堂」だけ!

鶏卵堂の鶏卵饅頭 緻密(ちみつ)でキメの細かい生地は、柔らかなベビーカステラのよう。鶏卵堂の『鶏卵饅頭』には、上品な味わいとホロリとした口どけに、京都由来の和菓子の風格が漂う。

その実力は全国レベル!全国のお菓子好きが認めた受賞歴

『鶏卵饅頭』は、ただ懐かしくて素朴なお菓子という訳ではありません。
“お菓子のオリンピック”とも呼ばれる「全国菓子大博覧会」で、並みいる強豪たちをしりぞけて、1961年と1988年の2度も“金賞”を受賞!さらに2008年には、“厚生労働大臣賞”も受賞して脚光を浴びました。

そして島根県益田市の人たちの投票と、厳しい審査項目によって選ばれる益田の名産品“益田ブランド”にも選ばれたのです。
そのチェックポイントは、「産地・地域性・物語性・市場性・味わい・デザイン性・提案性」の7つで、これらすべてを満たして堂々の第1位に輝き、『鶏卵饅頭』は名実ともに益田のご当地みやげとなっています。

鶏卵饅頭(30個入り) 『鶏卵饅頭』はその名のとおり、パッケージを開けると卵のようにズラリと並んだ可愛い姿が現れる。益田市産の新鮮な卵をふんだんに使った生地と、甘さ控えめの自家製白餡が、舌が喜ぶ上品なハーモニーを奏でる。
※写真は30個入り
※10個入り・20個入り・25個入り・30個入り・40個入り・50個入り・60個入りの7タイプあり
※賞味期限20日の「真空パック」と、賞味期限6日の「通常タイプ」の2種類あり

変わらないことが美味しさの秘訣~秘伝の製法を守る~

「創業当時の製法のままで、変わらず多くのお客様に愛され続けています。そして多くの賞も頂けているのは、 完成された味に対する評価だと考えております」と語るのは、『鶏卵堂』の現当主・原田義夫さん。

「どんなに時代が変わろうとも製法は変えず、手間も労力も惜しまずに、代々の味を守り続けてきました。忘れられぬ味を守り続けることが、『鶏卵堂』の使命だと考えております」

日々斬新なお菓子が現れ、和洋その他のあらゆるスイーツであふれる現代。そんな中にあって“変わらない”ことこそが、『鶏卵堂』と『鶏卵饅頭』の魅力になっているのです。

鶏卵饅頭のイラスト 『鶏卵饅頭』の素朴ながらも風味豊かな味わいは、「一度食べると忘れられない!」というファンが多数。オンラインショップのほか、島根県西部の玄関口・石見空港のターミナルビルや、道の駅、デパート等の物産展、東京のアンテナショップ「日比谷しまね館」などで買える。

鶏卵饅頭 『鶏卵饅頭』は「探偵!ナイトスクープ」など数々のTV番組でも取り上げられた。そのためお取り寄せスイーツとしても人気で、「TVで見てずっと食べたいと思っていたけど、取り寄せたら思った以上に美味しかった!」「新鮮な卵の風味がきいていて、いつか島根に行って出来たても食べてみたい」といった口コミが多数。

美味しさ広がる『鶏卵饅頭』の可愛い仲間たち

このように全国的な人気を誇る『鶏卵饅頭』ですが、『鶏卵堂』のお菓子はこれだけではありません。創業65年を誇るお菓子の老舗として、その技を活かしたさまざまなお菓子を作っています。

なかでも人気が高いのが、以下の4品。『鶏卵饅頭』と一緒に、ぜひお取り寄せしてみたい逸品です。

●鶏卵饅頭チョコレート

鶏卵饅頭チョコレート

『鶏卵饅頭チョコレート』は、和菓子とチョコがコラボした『鶏卵饅頭』の姉妹商品。やはり島根県益田産の鮮な卵をふんだんに使って、その生地で甘さ控えめなチョコレートを包んでいます。和洋折衷のフレーバーは、紅茶やコーヒーにもよく合います。

●ますだポテト

ますだポテト

『ますだポテト』は風味豊かな「紅あずま」を使った焼き菓子で、柔らかく、とろけるような口当たりの良さが好評。白餡、さつま芋、バターの味が見事に溶けあった極上の”和製スイートポテト”です。ホックリした食感とは対照的に濃厚な味わいは、もうひとつ、もうひとつ、とついつい手が伸びてしまう美味しさ。暑い時季は冷やして食べればより風味が増します。

●柿麿(かきまろ)

柿麿(かきまろ)

干し柿の甘さに柚子の香りが漂う、まろやかで上品な和菓子。甘さ濃厚な西条柿を使った益田市特産の干し柿・「まろ柿」で、ゆず入りの手亡餡(白餡)を包み込んでいます。万葉集に多くの和歌を遺して「歌の聖(ひじり)」と呼ばれている柿本人麻呂(かきのもと・ひとまろ)にちなんだお菓子で、彼の足跡が多く残り、辞世の句にうたわれた地名もある益田の名物として親しまれています。

●かりんとう饅頭

かりんとう饅頭

甘さ控えめのこし餡と、芋餡の2種類を、それぞれ黒糖をきかせた“かりんとう”の生地で包んだ香ばしいお饅頭。土日だけの限定販売で、売り切れることもある大人気商品です。普通のお饅頭よりも作る工程が多いため、なかなかたくさん作れず、実店舗・オンラインショップ共に土日しか買えません。

ベーシックなこし餡が人気ですが、芋餡の「かりんとう饅頭」も、サツマイモのホッコリした風味があとを引く美味しさ。どちらもかりんとう生地の食感と餡の甘さとが、絶妙なバランスだと評判です。

芋餡のかりんとう饅頭 鶏卵堂では伝統の味を守りながら時代に即した新たな味も提案。(芋餡の「かりんとう饅頭」)

昔ながらの製法にこだわり、ひたすらその秘伝を守り続け、変わらぬ味わい・素朴な姿・豊かな風味を伝え続けている。

●鶏卵饅頭(有限会社鶏卵堂)

HPhttps://www.keirando.com/
住所:島根県益田市あけぼの本町9-18

電話:0856-22-0794
FAX:0856-22-0804
営業時間:9:00~17:30
定休日:火曜

取材協力・写真提供:有限会社鶏卵堂/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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