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島根の小京都・津和野で愛飲されてきた、滋養豊かな和ハーブ茶!【まめ茶の秀翠園/島根県津和野町】

2020年11月30日

まめ茶(カワラケツメイ)とは、古来より日本で愛飲されてきた和のハーブ。
名前の由来は「まめ科の植物」である事と、津和野の方言の「まめになる」=「元気になる」から。
昔は病気や怪我をした時に飲まれていましたが、最近は「ノンカフェインのヘルシーなお茶」として注目を浴びています。
ハーブティーの「クセがある」「飲みにくい」といったイメージを裏切る、香り高くてとても美味しいお茶です。

美味しくて安全な島根産・自然栽培の和のハーブ!

‟山陰の小京都”と呼ばれる、島根県の津和野町。
長い歴史と独特の文化を育んできたこの地で、古くから大切にされてきたのが、「まめ茶」と呼ばれるカワラケツメイのお茶です。

カワラケツメイとは、漢方の原料にもされる滋養豊かなハーブ。
津和野では病気やけがをした時に飲まれていましたが、胃腸に良くて香ばしい香りとまろやかな味がすることから、日常のお茶として飲まれるようになりました。

さらに『秀翠園』の「まめ茶」は、有機肥料による‟自然栽培”。
そしてノンカフェインなので、誰でも安心して飲めます。

ヘルシーで飲みやすく、とても良い香りがする和のハーブ。
お子さん、お年寄り、妊娠中の方でも安心して飲める。

原料のカワラケツメイは、『秀翠園』の自社農園で育てられたものと、信頼できる津和野の農家に契約栽培してもらったものだけ。
さらに『秀翠園』が乾燥・裁断・焙煎まですべて責任を持って行なっている。

「まめ茶」のふるさとの島根県津和野町は、白壁の城下町に武家屋敷や藩校などの歴史的建築物が建ち並ぶ美しい街。
すぐそばの山々からは‟清流日本一”に7回も選ばれた高津川が流れこみ、清らかな自然が息づいている。

津和野のまめ茶畑には、ツマグロキチョウという絶滅危惧種の小さな蝶が舞う。
カワラケツメイを好むこの蝶は、「まめ茶」が育てられている美しい自然の象徴。

津和野のカワラケツメイはここが違う! 島根の小京都だから採れる、特別なお茶。

カワラケツメイは日本の各地で見られますが、良質なそれが育つ土地には、いくつかの条件があります。
ひとつは津和野のように、雲海が出るほど寒暖差の激しい土地であること。

さらに背後にそびえる青野山の火山灰が降り積もった水はけの良い土や、水質日本一を誇る高津川由来のきれいな水なども、不可欠な条件です。

それらが全てそろった津和野は、まさにカワラケツメイにとって理想の地と言えます。

良質なカワラケツメイが採れる土地と、そこで育まれた独自の加工方法と焙煎技術から生まれた、津和野ならではの和ハーブ茶。
(焙煎したての「まめ茶」)

ノスタルジックで癒される、津和野の風景。
この風光明媚な土地からヘルシーな「まめ茶」が生まれる。

「津和野旅行のお土産に買って、それからリピートし続けています」というファンが多数。
「ノンカフェインなので、家族みんなで安心して飲めます」という人も多い。

「まめ茶」だけじゃない、津和野のお茶屋さんならではのヘルシーなお茶商品!

『秀翠園』のお茶は、津和野伝統の「まめ茶」をはじめ全てが自社製。
茶葉を育てている畑から明かな、安心・安全なお茶です。

中でも人気が高いお茶と、その特徴を4代目の田中懸志朗(けんしろう)さんにお聞きしてみました。
※すべてオンラインショップで通販可

●まめ茶

「秀翠園」の「まめ茶」は、なんといっても味と香りが秀逸!
人気の理由もこれで、いくら体に良くても美味しくなければ長続きしません。

カワラケツメイの生の葉には、香りがほとんどありません。
ですが干して焙煎すると、特有の甘くて上品な香りが立つようになります。

しかしこの焙煎には、季節や葉っぱの状態によって微妙に火加減を変えるなど、熟練の技が必要。
津和野で4代続いた『秀翠園』ならではの味と香りなのです。

(テトラ型ティーバッグ・ティーバッグ・リーフ・ほうじ茶ブレンドの4タイプあり)

●特上煎茶 翠香 -すいか-

「まめ茶」と同じく、津和野の豊かな自然の中で育てられた緑茶です。
津和野の名峰・青野山の裾野で、わき出る霧をたっぷり浴びて旨みをたくわえました。

『秀翠園』が創業した1949年から、自然のままに、より安全なものを、と栽培。
茶葉は『秀翠園』の自社農園のもののみで、他の茶園の茶葉は混せていません。
※緑茶はふつう、複数の農園の茶葉をブレンドすることが多い

●つわ乃 紅茶

こちらも「まめ茶」や「特上煎茶 翠香」と同じく、津和野の恵まれた環境で育てられた逸品。
原料の茶葉は緑茶と同じで、それを完全に発酵させています。

この「つわ乃紅茶」は、まろやかで渋みが少ないのと、優しい香りが特徴。
紅茶の渋みが苦手な人にも好評で、お菓子だけでなく食事にもよく合います。

『秀翠園』の「まめ茶」を飲んだ人からは、
「今まで感じたことのない、独特の味と香りで美味しかった!」
「津和野に来た時は、必ずこの『まめ茶』を買って帰ります」
という声が上がる。
津和野だけでなく、多くの人たちに愛飲されている温故知新な和のハーブティー。
(『秀翠園』4代目・田中懸志朗さん)

老舗の4代目が広める和ハーブ茶。津和野 伝統のお茶で人々を元気に!

「まめ茶」の栽培と製造を行っている田中懸志朗さんは、「秀翠園」の4代目です。
2008年まで「野菜茶業研究所」で学び、お茶業界で数年間修行した後に、帰郷して「秀翠園」を継ぎました。

そんな懸志朗さんの想いは、
「安心・安全な『まめ茶』を飲んでいただいて、独特の香りとほのかな甘味に癒されて、少しでも日々の暮らしを豊かにしていただきたい」
だそう。

「当店の『まめ茶』は、農薬や化学肥料を一切使わずに、出来るだけ自然に近い状態で栽培しています。
この‟自然農法”はまったく手をかけない放任主義とは違い、雑草をこまめに抜いたり、やはり手をかけた安全な有機肥料を与えるなどして、自分の子供を育てるように愛情を注いています。
そんな手間ひまかけて育てた『まめ茶』を飲んでいただいて、日々を健やかに過ごされて、『まめ茶』が育った津和野の風情に想いをはせていただければ幸いです」

滋養たっぷりで体にやさしいノンカフェインの「まめ茶」。
津和野で古来から愛飲されていたそれを、さらに多くの人々に広めるのが田中さんの目標だそうです。

本当に良いものは、古くから身近にあったものかもしれない。
そんな津和野の財産を守るために、津和野の農家さん100人以上と契約してカワラケツメイを栽培してもらっている。

美しく豊かな自然に恵まれた津和野で、栽培から製造までの全てを一貫。
ひたむきな努力で安心・安全なお茶をお届け。
(紅茶園の風景)

カワラケツメイの栽培に耕作放棄地を活用したり、津和野の農家さんたちに栽培を頼むなどして、過疎化が進む津和野の発展も応援。
地方特有の問題の解決も目指している。

テトラ型のティーバッグなど、今のライフスタイルにあった合った飲みやすいお茶を提案。
古き良きものを広めたいからこそ、モダンで便利に。

- DATA
まめ茶の秀翠園

HPhttp://mamecha.jp/
オンラインショップhttps://still-silence-53.stores.jp/

住所:島根県鹿足郡津和野直地142-1

電話:0856-72-2204
営業時間:9:00~17:00
休日:不定休

取材協力・写真提供:まめ茶の秀翆園/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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