たたらの炎から生まれた「玉鋼」のアクセサリー！　複雑な結晶のきらめきに古代のロマンがキラリ。【mullein／島根県奥出雲町】

日本刀の原料「玉鋼（たまはがね）」で作られた、ハンドメイドのオリジナルアクセサリー。

「玉鋼」とは、日本で古代から行われてきた「たたら製鉄」によって生み出された超高純度の鉄。
まるで宝石のようなきらめきと複雑な結晶を持ち、同じ形は２つとしてありません。

この「玉鋼」をオシャレなアクセサリーに加工したのが、『mullein（ムーレイン）』。

1400年以上も受け継がれてきた「たたら製鉄」の炎から生まれた、唯一無二の輝きです。

【奥出雲たたらブランド認証製品】

日本刀の原料・玉鋼が美しいアクセサリーになった！　ネックレス、ピアス、タイピン・・・古代のロマンをお守りのように身に着ける。

神話のふるさと奥出雲。
名高い「たたら製鉄」が今も行なわれていて、現代科学でも叶わない超高純度の鉄を生み出し続けています。

そんな「たたら製鉄」で生み出された「玉鋼」で作られたのが、『mullein（ムーレイン）』のアクセサリー。

東京でデザインを学んだ出雲市出身の磯田菜保子さんが、奥出雲町のアトリエで手作りしています。

ひとつひとつ心をこめて作られたアクセサリーは、まるで特別なお守り！

ネックレス、イヤリング、ピアス、ピンバッジなど、「玉鋼」の幻想的なきらめきをいつも身に着けられます。

年に１回しか行なわれない「たたら製鉄」から生まれた、本物の「玉鋼」だけを使用！
砂鉄と木炭を３日３晩燃やし続けて、ようやく得られる超高純度の鉄の結晶。

そんな「玉鋼」を加工した『mullein』のアクセサリーは、すべて１点もの！
本物の「玉鋼」の証明である「奥出雲たたらブランド」の認証を受けています。

生まれたての「玉鋼」はとても大きいけれど、それを「玉鋼」特有の形や存在感、力強さを活かしながら、細かく砕いてアクセサリーに加工。

複雑な結晶が放つきらめきは、澄みきった凛とした美しさ。
光の当たり具合など、ひとつひとつ違う個性と魅力を楽しんで。

‟鉄”と聞くと地味な暗い色を想像するけど、本物の「玉鋼」は磨きぬかれた銀のようなシルバー。

透明感のある輝きが美しく、さらに青・金・紫・オレンジなどの色がついた「玉鋼」もあり。

色つきの「玉鋼」ももちろん天然もので、「たたら製鉄」の高熱による化学変化（酸化被膜）なのだそう。

珍しい色の「玉鋼」は主にTwitterで入荷をお知らせしてから、早い者勝ちで購入やアクセサリーのオーダーを受付。

ゲームやアニメ、アイドルの‟推し色”でオーダーする人もいるとか。

どんなアクセサリーがあるの？　無限にきらめく「玉鋼」の魅力。

『mullein（ムーレイン）』のアクセサリーは、全て磯田菜保子さんの手作りです。
ひとつひとつ個性の異なる「玉鋼」を、色・形・大きさなどを活かして美しく仕上げています。

種類はネックレス、イヤリング、ピアスなどのレディース物から、タイピンやピンバッジなどのメンズ物まで。
ネックレスはメンズでもオーダーできます。

パールとのコンビアクセサリーもあり、「玉鋼」のきらめきとパールの優しい風合いがベストマッチ！

オンラインショップに在庫がない場合でもオーダーできて、お好みのアイテムや「玉鋼」の大きさ・カラーなどを相談できます。

一番人気の「玉鋼の煌めきネックレス（レディース）」。

「玉鋼」の澄んだ輝きと力強さを楽しめるように、それぞれの形を活かしながらアレンジ。
いろんな角度から射しこむ光を反射して、複雑に輝く姿が美しい。

こちらはメンズの「玉鋼の煌めきネックレス」。
太めのチェーンが「玉鋼」の力強さと存在感を引き立てる。

チェーンは「サージカルステンレス」という医療用ステンレスで、アレルギーの人でも安心。

アレルギー対応アクセサリーのオーダーもできて、その場合はサージカルステンレスを使用。

ただし「玉鋼」には樹脂がくっつかないため、「樹脂ピアス」はオーダー不可。

なぜ「玉鋼」をアクセサリーに？　運命に導かれるように奥出雲に移住。

『mullein』のアーティスト・磯田菜保子さんは島根県出雲市の出身です。
もともと物づくりが好きで、25歳から東京のデザイン専門学校に通っていました。

そして卒業後に、松江市にJターンしてアクセサリーショップで働くことに。
ですがそのお店は、ある程度決まったパターンのデザインに用意されたパーツを当てこむというスタイルでした。

そのため「オリジナルのデザインで島根らしいアクセサリーを作りたい！」という磯田さんの想いは活かされず、しばらく勤めた後に、お店を辞めて独立しました。

そして島根の伝統工芸「手すき和紙」を使ったアクセサリーを作っていましたが、やがて家族の都合で奥出雲町に移住することに。

そこで奥出雲町の「地域おこし協力隊」になって地域振興の仕事に取り組みながら、奥出雲町ならではのアクセサリーの素材を探し始めました。
そして運命的に「玉鋼」と出会ったのです。

磯田さんは任期を終えた「地域おこし協力隊」を卒業すると共に、とある刀匠さんとのご縁で「玉鋼」を卸してもらえることになりました。
こうして奥出雲の歴史と文化を体現するような、「玉鋼」のアクセサリーが生まれたのです。

「『玉鋼』のアクセサリーを身に付けていただくことで、1400年もの歴史を誇る『たたら製鉄』や、その技術を生み出した奥出雲の風土、『玉鋼』の素晴らしさなどにぜひ触れてみてください。さらに『玉鋼』にまつわる‟ものづくり”の元祖の刀剣や、『mullein』のように新たに生まれたプロダクトにも興味を持っていただければ、とてもうれしいです」

「村下」と呼ばれる職人たちが、命がけで炎と向き合って生み出した「玉鋼」。
その‟ものづくり”の営みが、1400年以上も奥出雲で続いているという驚異。

こうした壮大なストーリーが、『mullein』のバックグラウンドなのです。

‟たたら製鉄”と「玉鋼」は、今や奥出雲にしか存在しない唯一無二のもの。

それらを題材にした映画やドキュメンタリー、ゲーム、漫画などでその名を知られるようになりましたが、一般的な知名度はまだまだ高くありません。

現地の奥出雲や島根では地場産業として知られていますが、「たたら師」と刀匠の後継者不足や奥出雲の過疎化などで、存続が危ぶまれています。

「ですので『mullein』が少しでも広告となって、‟たたら製鉄”と『玉鋼』の素晴らしさを広めていければ、と考えています」

と磯田さんは語ります。

「『たたら製鉄』に携わる方々も同じ想いでいてくださるのか、『mullein』をよく宣伝してくださいます。地元の方々だけでなく、東京の展示会で知り合った刀匠さんがTwitterをよくリツイート（自身のアカウントに引用すること）をしてくださったり、とても感謝しています」

『mullein』の玉鋼アクセサリーはここで買える！　～ オンラインショップと販売店 ～

『mullein』の「玉鋼」アクセサリーは、以下のルートで注文できます。
主にインターネット経由で販売していますが、島根県の奥出雲町や出雲市・雲南市などに委託販売店もあります。

島根に訪れたら、ぜひ本物の「玉鋼」アクセサリーに触れてみてください。

【WEBショップ】
・Creema　（ハンドメイドやクラフト作品のオンラインショップ）
・minne　（　　〃　　）
・Twitter　（DMよりお問い合わせ）
・Instagram　（メッセージよりお問い合わせ）
・Facebook　（メッセージよりお問い合わせ）

【委託販売店】
・茶房十五代　（奥出雲町／「絲原記念館」内）
・湯村ギャラリー　（雲南市／「煤竹工房奥出雲」）
・道の駅 奥出雲おろちループ　（奥出雲町）
・松井銘木　（出雲市）

人気漫画の「鬼滅の刃」や人気ゲームの「刀剣乱舞」などにも登場している「玉鋼」。

その神秘的な由来と魅力は、人々の想像力とロマンをかきたててやまない。

『Mullein』には「玉鋼」だけでなく、パールや貴石、美濃焼タイル、フロッキービーズなどのアクセサリーもあり。

磯田さんのセンスとアイデアで、美しさの中に可愛らしさやかっこよさが光るアクセサリーが続々と登場！

取材協力・写真提供：Mullein／無断転載禁止
ライター：風間梢（プロフィールはこちら）