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2023年7月29日  -  

大山の麓に建つ、鳥取県が誇る世界的写真家の美術館。【植田正治写真美術館/鳥取県伯耆町】

植田正治写真美術館 世界で最も注目された日本人写真家のひとり、植田正治(うえだ・しょうじ)氏。
1913年に鳥取県境港市に生まれて、ふるさとの山陰を舞台に70年近くも写真を撮り続けました。

そして世界の写真界で「植田調(UEDA-CHO)」と讃えられる、独自のスタイルを完成。
そんな植田正治氏の写真を12,000点も収蔵している写真美術館です。

※企画展のテーマによって展示される写真は異なります
(すべての写真を1度には見ることはできません)


中国地方の最高峰・大山(だいせん)の麓にあり、建築家・高松伸氏が設計した美しい建築も見どころ!
館内からは大山の絶景と、水面に映る“逆さ大山”が楽しめます。

※冬期・展示替え期間は休館

建築家・高松伸氏が設計

山陰の人々と風景を愛した、写真界の巨匠の美術館。

世界に名だたる写真家・植田正治氏。
2000年に没するまでに、生涯に渡って山陰の人々と自然を撮り続けました。

「植田調(UEDA-CHO)」と呼ばれるその作風は、山陰の空・地平線・鳥取砂丘などを背景に、被写体をまるでオブジェのように配置した「演出写真」。

人々のポーズや立ち位置、風景とのバランスなどを緻密に計算しながらも、活き活きとした人々の表情や、自然の雄大さが強く印象づけられます。

そんな植田正治氏の写真を、さまざまなテーマからなる年3回の企画展で鑑賞できる美術館。
近くにそびえる大山の絶景も楽しめる、美と癒しの写真美術館です。

美術館自体もひとつの芸術作品 美術館自体もひとつの芸術作品で、島根県出身の建築家・高松伸氏の設計。

館内の一部からは大山の借景(しゃっけい/背景の自然を空間構成の一部として取り入れること)が楽しめて、まるで絵画のような美しさ!

福岡堤 美術館の外から眺める建物も、神殿のような荘厳なおもむき。

美術館の裏には「福岡堤(ふくおかづつみ)」と呼ばれるため池があり、晴れの日にはここでも見事な「逆さ大山」が見られる!

館内

「植田調(UEDA-CHO)」が息づく写真作品の魅力と、館内の見どころ。

大山という素晴らしいロケーションのもと、一流の写真作品に触れられる『植田正治写真美術館』
その見どころは、年に3回開かれる企画展と、大山の風景に溶けこむ素晴らしい建築です。

そんな『植田正治写真美術館』の魅力を詳しくご紹介しましょう。

展示室 (全4室)

展示室 (全4室)

1階~3階に全4室ある展示室(写真は「C展示室」)。

1階のD展示室では、コレクション紹介展示「植田正治物語 – 写真するボク – 」を常設展示しています。
※9~12月をのぞく

こちらは植田正治氏の写真活動の軌跡の紹介で、植田氏の写真にかける情熱や、故郷の山陰とそこに生きる人々への想い、すべての被写体に向けた優しいまなざしなどを感じられます。

そして2階と3階にあるA~C展示室では、年に3回「企画展」が開かれます。
こちらでは、毎回変わるテーマに沿って植田正治氏のさまざまな写真を楽しめます。

どの写真にも一貫して内在している「植田調(UEDA-CHO)」は、初期から晩年の作品まで健在!
常に新しい試みや挑戦を続けて、多彩で斬新なイメージを示し続けた植田氏の世界に触れられます。

さらに1階のD展示室では、9月~12月にかけて『植田正治写真美術館』が開催しているフォトコンテストの作品展示や、地域の写真団体・学校などの写真展が行われます。

地域の写真文化の普及や、盛り上がりも支えています。

映像展示室とカメラレンズ

映像展示室とカメラレンズ

美術館の2階にある、巨大なカメラレンズを備えた「映像展示室」

壁面に直径60センチもある世界最大規模のカメラレンズが取り付けられていて、反対側の壁に外の風景(大山の姿)が逆さに映し出されます。

展示室そのものがカメラの内部構造のようになっていて、カメラの基本的な原理がわかります。
特に晴れの日は「逆さ大山」がくっきりと見えるので必見!

さらに200インチの大画面投影映像システムで、映像プログラムを上映しています。

撮影スポット

撮影スポット

2階ロビーにある、大山を真正面に望める撮影スポット。

両側をコンクリートに囲まれたガラス窓に、ぽっかり浮かぶように貼られたシルクハットのシルエットがユニーク!
さらに足元には水が張られていて、美しい「逆さ大山」が映し出されます。

1階の正面玄関側の壁

そして1階の正面玄関側の壁には、鳥取砂丘の風景パネルが設置されています。
ここに立って記念撮影すれば、まるで植田正治氏の作品のような1枚に!

植田氏の撮影技法にふれながら、アートな記念写真が撮れるおすすめのスポットです。

美術館の建築と大山の風景

美術館の建築と大山の風景

『植田正治写真美術館』の魅力は、大山の自然に溶け込む荘厳な建築にもあります。
幾何学的なのに有機的なたたずまいの建物は、背後にそびえる大山と、それを取り巻く大自然に絶妙に調和しています。

日々移り変わる自然や空の色、春夏秋冬の景色とのコントラストは、まるで一幅の絵画のよう!
1日の間でも朝・昼・晩と違う表情を見せてくれます。

広大なスケール感とやさしい郷愁が共存

広大なスケール感とやさしい郷愁が共存する、植田正治氏の作品をお手元に ~ 美術館オリジナルグッズ ~

美術館のお楽しみは、オリジナルグッズが買えるミュージアムショップにもあります。
もちろん『植田正治写真美術館』でも、さまざまな写真集やグッズを販売しています。

ここでご紹介するグッズはオンラインショップでも購入できるので、ぜひ鳥取県が誇る世界的写真家の作品をお手に取ってみてください。

美術館オリジナル フォトダイアリー “DAY BY DAY” (特装本) 1760円

美術館オリジナル フォトダイアリー

植田正治氏の写真作品122点でつづる、シックで抒情的なフォトダイアリー。
日々の出来事や感動を1年分書き留められる、アートな日記帳です。

植田正治 イメージの軌跡  2800円

植田正治 イメージの軌跡

植田正治氏の活動初期から晩年に至るまでの作品276点と、年譜などの資料が充実した一冊です。

植田正治 作品のプリントTシャツ  3800円

植田正治 作品のプリントTシャツ

シリーズ「砂丘モード」の作品をプリントしたフォトジェニックなTシャツ。

カラーはどんなファッションにも合う「アシッドブルー」をはじめ、ミュージアムショップでしか買えないカラーが複数あります。

美術館設計者 高松伸氏デザインのキーホルダー 1900円

美術館設計者 高松伸氏デザインのキーホルダー

『植田正治写真美術館』の設計者・高松伸氏がデザインしたオシャレなキーホルダー。
A・B・Cの3種類あって、こちらは「C」になります。

山陰の写真

植田正治氏の世界を紹介して、山陰の写真文化を育む美術館。

植田正治氏は写真発祥の地・フランスをはじめ、世界中で高く評価されている偉大な写真家です。

ですがその軸は、あくまで生まれ故郷の山陰。
鳥取県の境港市をはじめ、鳥取砂丘や弓ヶ浜・米子・島根半島・松江・出雲などを舞台に、生涯そこで生きる人々と風景を撮り続けました。

そんな植田正治氏の写真と人生にふれれば、自分自身の人生や生き方を考えるきっかけになるかもしれません。

植田正治氏の膨大なオリジナルプリントを直接見られて、撮影から暗室ワークに至るこだわりまでも解説している、貴重な写真美術館。
豊かな感性と表現力から生まれた多彩な写真が、さまざまな感動と気づきを与えてくれます。

大山の素晴らしい風景 1930年代から2000年に至る風景や人々の写真は、山陰の歴史や文化の貴重な記録でもある。
写真に映る1人1人に懐かしさを感じて、写真への興味もかきたてられるノスタルジックな美術館。

広大な敷地と美しい建築、大山の素晴らしい風景にも癒される!

多彩な写真

- DATA
植田正治写真美術館

HPhttps://www.houki-town.jp/ueda/

住所:鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3

電話:0859-39-8000
開館時間:10:00~17:00(最終入館時間 16:30)
休館日:火曜 (祝日の場合は翌日)
※冬期・展示替期間中は休館

入館料:一般 1,000円/高校・大学生500円/小中学生300円
※団体(20名以上)・障がい者割引あり

取材協力・写真提供:植田正治写真美術館/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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