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2021年8月26日  -  

松江城のお殿様がたたえた「大東茶」を、伝統の製法とモダンなアレンジで継承!【藤原茶問屋/島根県雲南市】

藤原茶問屋 奥出雲のブランド茶「大東茶」を守り伝えている、老舗のお茶屋さん。

島根県で唯一受け継いでいる「玉緑茶(ぐり茶)」は、昔ながらの「手揉み製法」で、大東町産の茶葉の美味しさを最大限に表現!
さらに安心安全なお茶作りを目指して、 「有機JAS認証」と、島根県が厳しい基準で認める「美味しまね認証(ゴールド)」を取得しています。

その歴史と美味しさが認められて、豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風」立寄り観光のお食事処でも提供されています。
ハーブティー感覚のフレーバーティーもあり、日本茶になじみの薄い人にも好評です。

安心安全なお茶作り

奥出雲に「大東茶」あり! 松江城のお殿様が愛した風雅な味わい。

出雲の山あい、中国山地のふもとにある雲南市大東町。
ここは朝と夜、夏と冬の寒暖差が大きいため、良質な農産物がたくさん採れます。

そんな大東町の気候を生かして栽培されてきたのが「大東茶」。
松江城のお殿様・松平不味(ふまい)公が安永二年(1773年)に献上されたお茶を飲んで、「よき茶なり」と褒めて栽培を奨励したのが始まりです。

それから約250年。
「大東銘茶(めいちゃ:特別な名前が付けられた上質なお茶)」として、永らく名声を博してきました。

奥出雲の気候と大地から生まれた、甘みと渋みのバランスが良い風味豊かなお茶です。

玉緑茶(ぐり茶) 『藤原茶問屋』こだわりの製法が、「大東茶」の伝統を守り伝える「玉緑茶(ぐり茶)」。
その名のとおり勾玉のように「ぐり」っと丸めた茶葉が特徴で、創業以来、島根県で唯一この玉緑茶を作り続けています。

創業者の藤原才次郎さんはこの「玉緑茶」の魅力に惚れこんで、近代的な製茶機が普及した後も「玉緑茶」の製法を継承。
こうして今に受け継がれた「玉緑茶」は、渋みが少なくまろやかな、昔ながらの優しい味わい。

手もみ製法 『藤原茶問屋』のもうひとつの秘伝が、焙炉(ほいろ:材料を炭火の遠赤外線で少しずつ加熱しながら加工する道具)を使った、昔ながらの「手もみ製法」。

備長炭で火をおこし、人の手肌でしっかり温度を確認しながら、茶葉をもんで熱を通していく――茶師の長年の経験で「大東茶」の旨みと香りを引き出すのが、独特の製法「焙炉(ほいろ)仕上茶」。

こうして醸しだされた「大東茶」の濃厚な旨みと香りは、ぜひ味わってみたい奥出雲の味!

大東茶

温風でじっくり乾燥 普通のお茶の加工の際は針のように真っ直ぐな形に加工するが、「玉緑茶」は茶葉を回転させながら勾玉のような形に締めて、温風でじっくり乾燥させていく。
「大東茶」の性質によく合った製法で、2煎目や3煎目も良く出る、若々しい風味のお茶になる。

伝統の「大東茶」からお茶スイーツまで、お好みに合わせて提案! ~人気の商品~

『藤原茶問屋』には昔ながらの伝統的な「大東茶」から、それをアレンジしたフレーバーティーやお菓子まで、盛りだくさんのお茶製品が並びます。

試飲や飲み比べもできて、日本茶に詳しくない人や、ご自分の好みがよく分からない人でも安心!
時に人気なのは、以下のお茶とお菓子だそうです。

①有機玉緑茶

有機玉緑茶

コウノトリやホタルが舞う自然豊かな山あいの茶畑で、無農薬・無化学肥料、そして動物性肥料不使用で育てたお茶です。

柔らかい新芽を丁寧に摘み取り、低温で手間ひまかけて仕上げた「玉緑茶」」は、『藤原茶問屋』の一推し!
若々しいのにどこか懐かしい味がする、奥出雲伝統の銘茶です。

②三年熟成有機番茶

三年熟成有機番茶

山の木々が色づく頃に摘んだ有機茶葉を、蒸した後、揉まないで乾燥。
それを更に3年間かけてゆっくり熟成させるので、茶葉の中のカフェインが減りとてもやわらかな味わいとなります。
また、3年かけて熟成させた後に茶葉を低温で2度焙煎しさらにカフェインを極微量にしています。

そのため小さなお子さんや妊婦さん、胃腸の弱い方でも安心して飲める、体を内から温めてくれる優しいお茶となります。

③特上玉緑茶「才次郎」

特上玉緑茶「才次郎」

「月に才次郎」

『藤原茶問屋』の創業者の名前を冠した自信作。
柔らかい新芽「ミル芽」を使った「玉緑茶」で、渋味が少ない柔らかな風味と、鮮やかなグリーンの水色(すいしょく:淹れたお茶の色)に癒されます。

夏は水出し茶にするのもオススメで、和菓子にも洋菓子にも合う、幅広い年齢の人に人気のお茶!
「才次郎」をまるごと臼で挽いたお手軽な粉末茶・「月に才次郎」(写真2枚目)もあって、こちらはお茶ラテなどにも最適です。

④不昧公(ふまいこう)番茶

不昧公(ふまいこう)番茶

島根を走る豪華寝台列車「TWILIGHT EXPRESS瑞風」の立寄り観光のお食事処で、ウェルカムドリンクに選ばれたお茶!
香ばしさの中にほんのり甘味が漂う、とてもやさしい口当たりの番茶です。

無農薬で栽培した茶葉を強火で焙煎していて、これはかつて松平不昧公が褒めたたえた番茶にちなんでいます。

「神様とお茶」

さらに「TWILIGHT EXPRESS瑞風」の立寄り観光のお食事処でのデザートタイムには、『藤原茶問屋』が漢方薬剤師と一緒に出雲の神様をイメージして作り上げた健康茶「神様とお茶」の中から、男性には「スサノオノミコト」が、女性には「クシナダヒメ」が供されます。

島根の豊かなお茶文化を代表するお茶として、たくさんの旅行者に飲まれました。

⑤出雲の食べるお茶アイス

出雲の食べるお茶アイス

奥出雲の乳牛から搾った生乳(せいにゅう:乳牛から搾ったままの、加熱・殺菌などの処理を行なっていない牛乳)を、『藤原茶問屋』の6種類のお茶とブレンド!
贅沢にお茶と生乳を使った「お茶を食べる」アイスです。

開発に半年もの時間をかけて、『藤原茶問屋』の6種類のお茶の味と香りを忠実に再現!
中でも「濃い特上アイス」は、上質な緑茶をたっぷり使った層と柔らかなミルク層の二層になっていて、特上煎茶の風味をたっぷり楽しめます。

「大東茶」を美味しくアレンジ! 伝統の日本茶からフレーバーティー、オリジナルのお茶アイスやお茶スイーツまで、「大東茶」を美味しくアレンジ!
オンラインショップからお取り寄せもできる。

現当主の藤原馨(かおる)さん

松江城のお殿様が愛した「大東茶」を、現代と未来に受け継ぐ。

『藤原茶問屋』の創業は明治元年(1868年)。
現当主の藤原馨(かおる)さんで4代目を数える老舗ですが、昨今はお茶の生産者さん達の高齢化が進んで、茶畑が荒れたり放置されてしまうようになってしまいました。

これは日本の農業全体の問題ですが、「それに負けずに「大東茶」を未来に残していきたい!」という想いと、安心安全なお茶作りへのこだわりが合わさって、現在はお茶の生産にも力を注ぐように。

平成29年(2017年)には、有機JAS認証(農産品・加工品)を取得して、さらに令和元年(2019年)には、島根県が認める美味しくて安全な食べ物の証・「美味しまね認証ゴールド」を取得!
お茶の栽培・加工・販売まで一貫して取り組む事によって、お茶を大切にしながら美味しさと安心・安全な商品を実現しています。

『藤原茶問屋』の有機栽培茶園 雲南市大東町の山あいにたたずむ『藤原茶問屋』の有機栽培茶園。
夏はたっぷりの陽射しが降りそそぎ、冬は深い雪に埋もれて、その寒暖の差で美味しいお茶が育つ!

「 お茶の味は季節と共に変化していきます。春の新茶は若々しい風味とほろ苦さ、夏の水出し茶は体に涼と潤いをもたらす爽やかな香味、秋のお茶は角が取れたやさしい風味になって、冬のお茶は体がホッとくつろぐ温もりをもたらしてくれます。
お茶の葉は年に3回収穫しますが、雨や雪・干ばつ・霜などの天候の影響をおおいに受ける作物です。そんな中で風味を毎年一定に保つために、摘み取るタイミングや茶葉を蒸す時間、焙煎温度などの製造工程を慎重に調整しています。
それでも毎年同じ風味にはならない難しいもので、たった一杯のお茶に自然の恵みと、お茶を育てて加工している人達の営みが詰まっています。
そんな豊かで奥深いお茶の背景を、ぜひ感じ取ってみてください」

こう語る藤原さんの言葉どおりに、『藤原茶問屋』のお茶には「大東茶」の歴史と美味しさが凝縮!
松江城のお殿様が愛した奥出雲の銘茶を、ぜひ味わってみてください。

お茶製品 同じ「大東茶」の茶葉から、伝統の「玉緑茶」や和紅茶・番茶などなど、季節とお好みに合わせたたくさんのお茶を加工!
目移りしてしまいそうなお茶製品の中から、きっとあなた好みの一杯が見つかる。

奥出雲旅行の立ち寄りスポット ある時は格調高く、またある時は気さくに楽しめるお茶。
日々のくつろぎと団欒に欠かせないそれを末永く守り伝えるために、地域の子ども達に工場見学や、お茶の出前授業なども行なっている。

もちろん店頭での試飲とショッピングも楽しめるので、奥出雲旅行の立ち寄りスポットにいかが?

- DATA
株式会社 藤原茶問屋

HPhttp://chadonya.com
住所:島根県雲南市大東町大東1677-1

電話:0854-43-2113
営業時間:8:30~17:30
休日:日曜日・祝日

取材協力・写真提供:株式会社 藤原茶問屋/無断転載禁止
ライター:風間梢(プロフィールはこちら

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